2009年1月25日 (日)

売上原価

 検定試験まであと1ヶ月を切り、だんだん試験モードになりつつある今日この頃です。 

 さて、今日は以前に書いたことがあるのですが、「売上原価の行」で売上原価で計算する場合について説明したいと思います。

 この「売上原価の行」で売上原価を計算するという問題が第118回と第119回の3級で出題されました。したがって、3級受験者はマスターすべき事項になります。

 また、今回2級では、精算表が予想されます。ですから、2級受験者もこの「売上原価の行」で売上原価を計算する場合をマスターしておくべきだと思いますので、下記の説明でしっかり確認してください。

 なお、簿記ゼミ生の方は直前のワンポイントレッスンで実際の問題を演習しますのでご心配なく。

 それでは、「売上原価の行」について説明します。

 いつも決算整理仕訳で

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 という仕訳をすると思いますが、これは仕入勘定を用いて売上原価という費用を計算するためです。

 例えば、当期商品仕入高¥500,000、期首商品棚卸高¥150,000、期末商品棚卸高¥200,000だったとすると

 決算整理前の仕入勘定には、¥500,000が計上されています。

 そして、決算日に上記の決算整理仕訳をします。

 仕  入 150,000 / 繰越商品 150,000

 繰越商品 200,000 / 仕  入 200,000

 そうすると、決算整理後の仕入勘定の金額は

 500,000 + 150,000 - 200,000 = 450,000 となり、 その¥450,000が意味するものが「売上原価」という費用になります。

 このように、普段よくおこなっている下記の仕訳は、仕入勘定において売上原価という費用を計算するためなのです(繰越商品勘定に計上されている期首商品の金額を期末商品の金額にするという意味もありますが)

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 それに対して、「売上原価の行」で売上原価を計算するというのは、文字通り、売上原価勘定において、売上原価という費用を計算しましょうということになります。

 つまり、決算日において、売上原価という費用を計算するために、新たに売上原価という勘定科目を設けるのです。

 それでは、決算整理仕訳はどうなるのでしょう。

 普段はよく下記の決算整理仕訳(通称、「しい・くり・くり・しい」)をおこなっていました。

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 それに対して、売上原価の行で売上原価を計算する場合は、「しい・くり・くり・しい」の決算整理仕訳の「仕入」の部分を売上原価に置き換えます。

 つまり、下記のような仕訳になります。

 売上原価 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 売上原価 ×× → 期末商品の金額

 それと、売上原価の行で売上原価を計算する場合、当期商品仕入高も売上原価勘定に振替えます(下記の仕訳です)。 

 売上原価 ×× / 仕  入 ×× → 当期商品仕入高

 そうすると、先のほどの例の当期商品仕入高¥500,000、期首商品棚卸高¥150,000、期末商品棚卸高¥200,000を用いると

 まず、同じように決算整理前の仕入勘定には¥500,000が計上されています。

 そして、決算日に上記の決算整理仕訳をします。

 売上原価 500,000 / 仕  入 500,000 → 当期商品仕入高

 売上原価 150,000 / 繰越商品 150,000 → 期首商品の金額

 繰越商品 200,000 / 売上原価 200,000 → 期末商品の金額

 そうすると、仕入勘定の残高はゼロになるとともに、売上原価勘定には¥450,000(500,000+150,000-200,000)が計上されます。

 そうすると、売上原価勘定に計上されている¥450,000の意味するものは、もちろん売上原価という費用になります。

 このように、「仕入の行」で計算しても、「売上原価の行」で計算しても、売上原価という費用は¥450,000になります。

 以上のように、仕入という勘定科目で売上原価という費用を計算するためには下記の仕訳を

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 売上原価という勘定科目で売上原価という費用を計算するためには、下記の仕訳をしなければならないのです。

 売上原価 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 売上原価 ×× → 期末商品の金額

 売上原価 ×× / 仕  入 ×× → 当期商品仕入高

 上記の説明文を参考に、第118回の3級の第4問を解いてみてください。今の説明を理解できていれば、解けると思います。

 それでは、寒い日が続いておりますので、体調管理に十分留意して、勉強頑張ってください。

 最後の最後まで諦めない人が合格します!!

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2009年1月22日 (木)

直課と配賦

 2月検定対策の準備を進めている毎日ですが、やっと2/8に実施される第121回日商簿記検定試験用の公開模擬試験の問題作成と欠席者用のビデオ収録ができました。あとはワンポイントレッスン集中講座の準備を進めていく予定です。

 さて、前回、原価計算的支払方法について書きましたが、皆さんお分かりになりましたか?

 ヒントは直課と配賦と述べたのですが、まずはその直課と配賦について述べます。

 製造原価は材料費、労務費、経費といった各原価要素に分類されるわけですが、それらの3つの費目は、さらに各製品に直接集計することのできる直接費と各製品に直接集計することのできない間接費に分けられます。

 原価計算をする目的の1つとして、各製品ごとの原価を計算するという目的があるわけですが、直接費は各製品にどれだけかかったが分かりますので、直接費はそのまま各製品の原価にすることができます。このように直接費を各製品にすることを直課といいます。

 それに対して、間接費は各製品に対して間接的、共通的にかかる原価なので、各製品にどれだけかかったがわかりません。したがって、間接費は何らかの方法にて各製品にその金額を配分しなければならないのです。このように、間接費をある基準を使って、各製品に分けることを配賦といいます。

 それでは、前回の飲み会の場合に例えるとどうなるでしょう?

 この場合、飲み物はジョッキ(グラス)になっているため、おのおのがどれだけ飲んだか分かります。したがって、飲み物代は各人に集計することができますので直課します(ビールがビンの場合は配賦しますが)。

 それに対して、食べ物はお互いに分け合って食べますので、各人に直接集計することはできません。つまり、食べ物代は共通費と認識し、各人に配賦しなければなりません。

 このように、単純に4人で割るという割り勘は原価計算的発想ではありません。各製品(各人)の原価(金額)を正確に計算するためには直接集計することができるものは直課し、共通に発生するものは配賦する、これが原価計算的発想です。

 工業簿記を学習した方は、今度この原価計算的支払方法を試してみてください。そうすれば正確な製品原価(支払金額)を計算できますよ。

 でも、こんな場合は原価計算的支払方法はムリです。

 昔、友達3人で飲みに行って、めちゃめちゃ飲んでしまったことがあるのですが、そんな場合は直課できません!

 なぜなら、みんな酔っぱらって誰がどれだけ飲んだか分からないからです(笑)

 その場合は仕方ないので、すべて配賦です・・・・・

 というわけで、せっかく学習した簿記の知識を日常生活に活用してみると、日々の生活も楽しくなるかも!?

 

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2009年1月20日 (火)

原価計算的支払方法!?

 2月検定を受検される方は日々、勉強頑張っていることだと思います。

 そこで、今日はちょっとした頭の休憩にこんな話題をどうぞ。

 

 ある日、AくんはBくんとCくんとDくんの4人で飲みに行きました。

 久しぶりの再会ということもあり、ワイワイと楽しい時間を過ごした4人でしたが、最後、お会計をしようとしたとき、最近、簿記を勉強しているAくんがこんな提案をしてきました。

 「僕は、今日の飲みでみんなよりも多く飲んでしまったので、いつもみたいに割り勘にすると不公平になるから、お会計は原価計算的支払方法にしようよ。そうすれば、公平に支払いがおこなわれるから」

 さて、ここで問題です。

 Aくんはどのような提案をしようとしたのでしょう?原価計算的支払方法とはどんな方法なのでしょう?

 ヒントは直課と配賦です。

 日商簿記2級を学習している方、直課と配賦の意味をしっかり理解していれば分かるはずですよ(工業簿記で学習しているはずです)。

 最近、家に帰っても問題を作ったりとかをしているので、頭のなかは常にボキのことでいっぱいです。

 そんなわけで、こんなことも思いついてしまいました(笑)

 さーて、気分転換に考えてみてください!!答えはまた後日ということで。

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2009年1月16日 (金)

小切手

 前回の2級の日商簿記検定試験(第120回)で、「他社振出しの小切手にて支払った」という問題が出題されました。

 小切手は3級の内容ですが、このように3級の内容も2級に当然出題されます。

 さて、「小切手で支払う=当座預金」で覚えている方は、このとき間違えたのではないでしょうか。「他社振出しの小切手にて支払った」の解答は「現金」です。

 そこで、今日はこの小切手について整理したいと思いますので、3級を受検される方のみならず2級を受検される方ももう一度確認していただければと思います。

 ① 小切手を振り出して支払った・・「 ×× / 当座預金 ××」

 ② 他社振出しの小切手を受け取った・・「現金 ×× / ××」

 ③ 他社振出しの小切手で支払った・・・「 ×× / 現金 ××」

 ④ 当社振出しの小切手を受け取った・「当座預金 ××/ ××」

 上記の4つのなかで試験によく出題されるのは①と②です。

 ①は当社が小切手を振り出して支払ったという場合です。この場合、小切手を振り出して支払うということは当座預金の中から支払うということになるので、当座預金が減少します。

 それと②は他社振出しの小切手を受け取ると、簿記上では現金とみなします。なぜなら、その小切手を銀行に持っていくと現金に換えてくれるからです。

 3級学習者が間違えやすいのが①と②です。同じ小切手でも現金と当座預金で勘定科目が異なるからです。

 いつも間違える方は、なぜ他社振出しの小切手を受け取ると現金なのか、なぜ当社が小切手を振り出すと当座預金なのかというその理由をおさえておきましょう。そうすれば、間違えないようになります。

 それと③が前回の2級に出題されたパターンです。③の場合は以前、他社振出しの小切手を受け取っていたのですが、その小切手を現金もしくは当座預金に入金せずに保持していたところ、何かの支払があり、その支払にその保持していた他社振出しの小切手をそのまま渡したということです。

 他社振出しの小切手は簿記上では現金と同等に扱いますので、その他社振出しの小切手で支払うということは当然、現金で計上します。

 今後、この「他社振出しの小切手で支払う」というのがちょくちょく出題されるかもしれませんので、3級および2級または1級受検者の方はご注意ください。

 なお、④の場合は出題される可能性は低いと思います。

 気付けばもうすでに1月も半分が過ぎ去ってしまいました。試験まで1ヶ月弱となりましたが、2月検定を受検予定の方は体調に気をつけて、勉強頑張ってください。

 

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2008年8月 6日 (水)

習うより慣れろ

 簿記の世界では、「習うより慣れろ」という言葉があります。

 これは、問題をどんどん解くことにより、おのずとできるようになるということなのですが、最近の検定試験では、この「習うより慣れろ」的な学習方法が通用しなくなってきています。

 それは、最近の検定試験の問題をみていると、「知識」で解くのではなく、「知恵」で解く問題が増えつつあることがその理由の1つといえます。

 知識は知っていれば解けるし、知らないと解けないというものであります。つまり、知識で解く問題を解けるかどうかというのは紙一重の部分があります。また、知識で解く問題は、勉強量に比例して成果もでてきます。

 それに対して、知恵で解く問題は、習得した知識を活用し解かなければならないため、普段から、ただ反復して問題を解いているだけでは、できるようにはなりません。

 この知識を活用して知恵で解くというのは、苦手にしている方もいるのではないでしょうか(昨年、小学校6年生と中学校3年生を対象に実施された学力調査テストでも知恵で解く問題が苦手という傾向が出されておりますし)。

 それでは、知恵で解くような問題ができるようになるためには、どうすればいいのでしょう。

 まずは、基礎的・基本的な知識の習得をしなければなりません。何度も繰り返し繰り返し練習することにより、基礎的・基本的な知識の定着を図る必要があります。

 そして、ある程度の基礎・基本が身に付いたならば、「考えること」を大切に問題演習に取り組むことです。

 「3回は解きましょう」ということを目にしますが、3回解くことが目的となってはいけません。量をこなすことを目的になってしまうと、知識ベースの問題は解けるようになりますが、知恵ベースの問題はいつまでたっても解けるようになりません。

 それよりも、意味をしっかり考えながら解くようにすることが知恵ベースの問題を解くためには大切です。

 意味をしっかり考えながら解いていると、時間がかかってしまい、あまり勉強が進まず焦りや苛立ちが生じるかもしません。しかし、その地道な作業が「思考力」・「判断力」を鍛えます。

 勉強方法の1つとして、問題を解いて答え合わせをして間違っていた場合、すぐに解説を読むのではなく、「なぜ間違えたか」、「なぜこうなるのか」など、まずは一度自分で考え、そのあと解説をじっくり読むといいでしょう。

 問題をたくさん解かないという気持ちになってしまうと、「早く次の問題に取り掛かりたい」、「次、次、次の問題」となってしまいます。こういう勉強方法だと、知恵ベースの問題に対応するのは難しくなります。また、こういう傾向になるのは、普段あまり勉強していなくて、試験直前期になって勉強に力を入れたという場合に陥りやすくなります。そうならないためにも普段から時間を見つけて、1問1問を大切にじっくり解くようにしましょう。

 前回、119回の3級の第3問で、いつも出題される試算表作成の問題ではなく、決算整理前残高試算表作成という問題が出題されました。このような問題が「知識」で解く問題ではなく、「知恵」で解く問題です。

 前回の3級の第3問は、「思考力」を鍛えるのには、いい問題だと思いますでの、3級学習者だけではなく、2級、1級学習者も一度解いてみてください。

 

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2008年7月 1日 (火)

売上原価の行

 気付けば、今日からもう7月ですが、最近いろいろ慌しい日々を送っていたため、このブログもすっかりサボリ気味になっていました。

 さて、2月、6月と立て続けに3級で出題された「売上原価の行」について説明したいと思いますので、3級および2級の学習者は参考にしていただければと思います。

 いつも決算整理仕訳で

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 という仕訳をすると思いますが、これは仕入勘定を用いて売上原価という費用を計算するためです。

 例えば、当期商品仕入高¥500,000、期首商品棚卸高¥150,000、期末商品棚卸高¥200,000だったとすると

 決算整理前の仕入勘定には、¥500,000が計上されています。

 そして、決算日に上記の決算整理仕訳をします。

 仕  入 150,000 / 繰越商品 150,000

 繰越商品 200,000 / 仕  入 200,000

 そうすると、決算整理後の仕入勘定の金額は

 500,000 + 150,000 - 200,000 = 450,000 となり、 その¥450,000が意味するものが「売上原価」という費用になります。

 このように、普段よくおこなっている下記の仕訳は、仕入勘定において売上原価という費用を計算するためなのです(繰越商品勘定に計上されている期首商品の金額を期末商品の金額にするという意味もありますが)

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 それに対して、「売上原価の行」で売上原価を計算するというのは、文字通り、売上原価勘定において、売上原価という費用を計算しましょうということになります。

 つまり、決算日において、売上原価という費用を計算するために、新たに売上原価という勘定科目を設けるのです。

 それでは、決算整理仕訳はどうなるのでしょう。

 普段はよく下記の決算整理仕訳(通称、「しい・くり・くり・しい」)をおこなっていました。

 仕  入 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 仕  入 ×× → 期末商品の金額

 それに対して、売上原価の行で売上原価を計算する場合は、「しい・くり・くり・しい」の決算整理仕訳の「仕入」の部分を売上原価に置き換えます。

 つまり、下記のような仕訳になります。

 売上原価 ×× / 繰越商品 ×× → 期首商品の金額

 繰越商品 ×× / 売上原価 ×× → 期末商品の金額

 それと、売上原価の行で売上原価を計算する場合、当期商品仕入高も売上原価勘定に振替えます(下記の仕訳です)。 

 売上原価 ×× / 仕  入 ×× → 当期商品仕入高

 そうすると、先のほどの例の当期商品仕入高¥500,000、期首商品棚卸高¥150,000、期末商品棚卸高¥200,000を用いると

 まず、同じように決算整理前の仕入勘定には¥500,000が計上されています。

 そして、決算日に上記の決算整理仕訳をします。

 売上原価 500,000 / 仕  入 500,000 → 当期商品仕入高

 売上原価 150,000 / 繰越商品 150,000 → 期首商品の金額

 繰越商品 200,000 / 売上原価 200,000 → 期末商品の金額

 そうすると、仕入勘定の残高はゼロになるとともに、売上原価勘定には¥450,000(500,000+150,000-200,000)が計上されます。

 そうすると、売上原価勘定に計上されている¥450,000の意味するものは、もちろん売上原価という費用になります。

 このように、「仕入の行」で計算しても、「売上原価の行」で計算しても、売上原価という費用は¥450,000になります。

 日商簿記では、仕入勘定を用いて売上原価を計算していますが、これは分かりづらいという指摘が以前、簿記学会であったということを聞いたことがあります。

 確かに、仕入勘定は、決算整理前は当期の仕入高を意味し、決算整理後は売上原価を意味することは、初めて簿記を学習する人にとっては分かりづらいと思います。

 だから、当期商品仕入高は仕入勘定を、売上原価は売上原価勘定をというふうに帳簿上、きっちり分けるということは合理的といえます。

 さて、この売上原価の行は、このように3級で立て続けに出題されたということは、2級の第3問の精算表でも出題されるということなのかなと個人的には思ってしまいます。

 2級では、前回の6月検定で、第3問は精算表が出題されましたが、精算表は立て続けに出題されるということもありますので、2級受験者もこの「売上原価の行」をしっかりマスターしておきましょう。

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2008年4月 1日 (火)

別途積立金

 最近、少しずつ暖かくなり、春の訪れを感じる今日この頃です。

 さて、先日、会計ソフトの入力指導のため尾道にある企業まで行ってきました(その日は夕方に戻り、夜に授業をしたので、ちょっとハードでしたが)。

 そのとき、B/S科目を入力していると、クライアントの方に「別途積立金って何ですか?」と聞かれたので、当然説明をしました。

 会計のことを知らない人から見ると、この別途積立金、「積立金」とつくからなんか貯金があるような感じがしますよね。この辺が会計を難しいと感じさせるところなのだと思います。

 さて、「皆さんは「別途積立金って何?」と聞かれたら、ちゃんと説明できますか?

 日商簿記1級または2級を勉強している人は答えられるだけの知識を持っています。

 検定試験に合格することも大切ですが、こういったことを考えながら簿記を勉強すると、会計に対する知識の幅が広がりますので、是非、この機会に考えてみましょう。

 

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2008年2月 1日 (金)

仕訳のコツ

 前回、仕訳問題を毎日やりましょう」と述べましたが、それでは、仕訳をするときのコツを今日は述べたいと思います。

 まず、仕訳のコツはどの立場かを考えて仕訳をすることが大切です。

 例えば、日商簿記2級で、委託販売と受託販売というのがありますが、その問題を解くとき、まずどちらの立場なのか考えて仕訳をするようにします。

 そして、どちらの立場の仕訳が問われているか分かったら、委託者なら”積送品”勘定を、受託者なら”受託販売”勘定を使用するいうことになります。

 このように、取引というものは互いがあって成立するのですから、まずは問題を読んで、どの立場の人の仕訳が問われているのだろうと考えることから入っていくと仕訳力もアップします。ですから、まず問題をしっかり読み、問題文のなかに隠されたヒントをしっかり読み取って、どの立場の仕訳が問われているのか考えてみましょう。

 次に大切なのは、「どのときの仕訳が問われているのか」を考えることです。

 例えば、委託者の仕訳が問われていると分かったなら、次は委託販売のため商品を発送したときの仕訳が問われているのか、それとも、委託販売のために発送した商品が販売されて売上計算書が届いたときなのかというふうに、どのときの仕訳を問われているのか考えます。

 また、「どのときの仕訳が問われているのか」が分かったなら、その前にどのような仕訳がおこなわれているのかを考え、以前おこなわれた仕訳を書き出してみると、さらに仕訳力もアップします。

 取引というものは、1つだけで完結するのではなく、継続しておこなわれるものです。

 例えば、銀行から借り入れたら、その後、返済していきます。借入れに関する仕訳が問われていたら、借り入れたときの仕訳が問われているのか、それとも返済しているときの仕訳が問われているのか考えながら仕訳をしていくことが大切です。

 量をこなし、知識の定着を図ることも大切ですが、ただ、ひたすら仕訳を解くだけではなく、「どの立場か、どのときなのか」というこの2つを常に把握しながら仕訳問題を解いていくと頭のなかも整理しやくなりますので、2月検定を受検される方は是非、実践してみてください。

 さて、今日から2月に入り、2月検定を受検される方は、徐々に試験モードに入りつつあると思いますが、決して最後の最後まで諦めずに頑張ってください。

 というわけで、さぁ、今日1問!!

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2008年1月20日 (日)

人材

「企業は人なり」という言葉があるとおり、企業が成長、発展していくためには優秀な人材が欠かせません。

 しかし、企業が成長、発展していくためには欠かすことのできないヒトという経営資源は、本来、企業にとっては資産であるはずなのですが、財務諸表において貸借対照表上では資産として計上されません。そればかりか、ヒトの部分は、財務諸表上では、損益計算書に“給料”という費用して計上されます。

 そして、この経営資源であるヒトの部分が費用と捉えられているため、今、多くの企業においてコスト削減の対象となっており、それが昨今の正社員から派遣、契約社員、パートへの切り替え、もしくは希望退職やリストラということになっております。

そもそも会計学的には、収益(主に売上)は企業活動の成果であり、その企業活動の成果である収益をあげるために犠牲になるものが費用と考えられます。

 しかし、その費用が企業活動の成果である収益を生み出していないとなると削減の対象となるのですが、実際のところそのコストが企業活動の成果である収益を生み出しているどうかを測ることは難しいといえます。

 ですが、明らかに収益を生み出していない費用があるならば、企業活動においては無駄であり削減の対象とならざるを得ないといえます。

 

 今、ヒトの部分である人材が財務諸表上、費用として捉えられているのは、企業が長い間、おこなってきた年功序列と終身雇用といった日本的経営の特徴といった側面がその一因としてあるからです(ただ個人的には年功序列と終身雇用のメリットもあると思うので全面的に否定しませんが)。つまり、自分自身が経営資源としての人材となっていなくても雇用は保障され、賃金も年齢とともに自動的に上がっていくため、自分自身の給料という費用が企業活動の成果のための犠牲になっているかどうか無関心でもいられました。

 しかし、これからの厳しい時代を生き抜くためには、いつまでもそのような考え方はいられません。

 今後、自分自身が、企業側から収益を生み出さない費用として捉えられるのではなく、人材として企業活動において欠かすことできない資産となるべく自己啓発を図ることは、もはやこれからの時代必要不可欠といえるでしょう。

 そのためにも、まず企業活動の結果である財務諸表を読めるようになることは、これからの時代において必須であり、すべての職種に関わらず会計を学ぶ意義はあるのではないかと会計に携わる人間として強く思う次第であります。

 

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2008年1月12日 (土)

訪問レスキュー

 現在、日々の仕事は教室での仕事が中心なのですが、会計ソフトの会社から委託を受けて、会計ソフトを購入したユーザーを訪問して、会計ソフトの導入から入力方法などの指導するという業務も請け負っております。

 昨日は、その関係で尾道の会社まで行ってきました。

 最初に、現在の業務状況をヒアリングしたあと、会社情報や消費税情報、勘定科目等を設定したり、期首残高を入力したりするなどして昨日は終わりました。

 また、続きは後日訪問しておこなう予定です。

 昨日は久しぶりに尾道まで行ったので、少し早めに行って、千光寺にお参りしてきたのですが、山頂から見た景色は、何度見てもいいのもですね。おかげで少しリフレッシュできました。

 さて、世間は3連休ですが、毎度のことながらこの3連休は授業の嵐です。

 気合を入れて、また授業のほうをしたいと思います。

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