2008年9月10日 (水)

忘却曲線

 気付けば、検定試験まであと2ヶ月あまりとなりました。

 この時期から過ごす時間はとても大切になりますので、11月検定を受検される方は少しずつ勉強していきましょう。

 さて、今日は、有名なエビングハウスという人の「忘却曲線」について述べたいと思います。

 人は記憶したことは時間の経過とともに、徐々に忘れていきます。その指数曲線を描いたのが忘却曲線です。

 http://tatakau-sikaku.com/boukyaku.html

 上記のページでも述べていますが、人は1週間も経てば忘れてしまいます。したがって、すべて忘れてしまって復習するのではなく、忘れないうちに復習することが大切です。

 僕自身、この夏にある試験を受けるため、日々勉強していましたが、そのとき、注意したのが、忘れないうちに復習するということでした。 

 例えば、テキスト(問題集)を1冊仕上げるとします。そのとき、一気に進むのではなく1日5ページぐらいを勉強します。そして、次の日にまた新しいページに進むわけですが、そのとき、前日に勉強した5ページ分の復習をしてから、今日やる新しいページに進むようにします。そして、また次の日に勉強するときは、前々日、前日に勉強したページの復習をして、その日やる新しいページに進むようにします。

 このように、新しいページを勉強するときに、必ず前の復習をおこなってから勉強していました。

 こういうと、前の復習だけで時間が取られてしまいそうと考えがちです。しかし、そのとき書かない、口頭もしくは頭のなかで暗唱することにより時間的なロスを省きます。

 また、バスや電車を待っているとき、または乗っているとき、昼休憩や寝る前のわずか時間など、こま切れとなる時間を利用して前日までの復習をするようにします。

 僕がよくやっていたのは、お風呂に入っているときです。そのとき、頭のなかで暗唱して忘れていたら、お風呂から上がってすぐにテキストなど確認して、再度INPUTするようにしていました。

 これをできるだけ毎日繰り返し繰り返し、おこないます。そうすると、だんだん飽きてきます(飽きてうんざり感さえあります)。そこの段階までくると、長期記憶として脳のなかに定着され、少しぐらいでは忘れないようになります。もしくは忘れたとしても、ちょっと復習すればすぐに思い出します。

 人は忘れる動物です。それは老若男女問わずに言えることだといえます。だから、忘れないようにするためにそれなりの努力をする必要があります。

 あと大切なことは、覚えるつもりで勉強することです。こういうと、そんなの当たり前と言う声が聞こえそうですが、意外に惰性でやっているということがあります。

 僕は、いつも新しい受講生の方が入学してくると必ず覚えるようにしています。これはここだけの話し、最初の授業から2回目、3回目の授業ぐらいまでは授業中、問題演習をしているときや休憩時間などにおいて、何度も心の中で、「あの人は○○さん、あの人は○○さん・・・」というふうに何度も繰り返し暗唱し、覚えるようにしています(覚えないと宿題プリントをその人に返却できませんので)。

 自然と受講生の方の顔と名前を覚えているのではなく、いつも新しい講座が始まると覚えるように努めています。

 先日、購入した雑誌に記憶に関する特集が載っていましたが、そこにも、「覚えるつもりで」ということが書いていました。こういう記事が載るのも、当たり前のことだけど、結構疎かになりやすい部分だからだと思います。

 さて、僕自身の事例を取り上げながら、お話をしましたが、上記のページで書いていることは、僕自身、もう何年も前からすでに実践していることです。しかし、それは誰に教わったわけでもなく、自分自身で創意工夫を重ね、今の勉強方法を確立しました。

 人にはそれぞれ特性があり、おのおのにあった勉強方法があります。ですから、いろいろな学習方法を参考にし、実践しながら自分自身に合った学習方法を確立されると、より効率的な学習ができることだと思います。

 というわけで、上記に書かれていることを参考に、今後の勉強に役立てていただければと思います。

 ちなみに、この夏に受けた試験結果ですが、約15%という少し低い合格率でしたが、何とか合格しました(何の試験は秘密ということで・・・・)。

 では、11月検定を受検される方は、日々勉強のほう頑張ってください。

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2008年8月21日 (木)

学力

 お盆が明けてから、朝晩もだいぶ涼しくなり過ごしやすくなってきました。といっても、まだまだ日中は暑い日が続きますが。

 さて、学力というと何を思い浮かべるでしょうか?

 おそらく、「学力=知識の量」というイメージではないでしょうか。

 少し前に、学力低下などという言葉がニュースや新聞等で報道されておりましたが、そもそも学力とはなんでしょう?

 その学力の重要な要素は、次のように定義されております。

 ① 基礎的・基本的な知識・技能の習得

 ② 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力

 ③ 学習意欲

 ほとんどの方は、「学力」といえば①を思い浮かべることだと思いますが、②や③といった「目に見えない学力」も学力に定義されております。

 そして、これからの時代、②や③が重要といわれております。なぜなら、知識や技能は時代とともに変化するからです。

 今、時代はめまぐるしく変化しており、そのようななか、これまでの知識や技能が陳腐化され、どんどん新しい知識や技能が生み出されております。

 ですから、今どれだけの知識や技能を持っているかということも大切ですが、変化の激しい社会においては、新しい知識や技能を習得しようとする意欲、そして知識や技能を活用する力が必要となってきています。

 個人的には、③の学習意欲は、これからの時代を生き抜いていくためにはとても大切になってくるのではないかと思います。そのとき、あるときだけ学習意欲を持つのではなく、ずっと学ぶ気持ちを持ち続けることが大切です。

 ですが、学習意欲をずっと持つということは大変なことです。ですから、学習習慣を確立させて、日常生活のなかに学習というものを習慣づけておくようにするといいのです。

 そうはいっても、飲みや遊びの誘い、家に帰ればテレビがあり、またまた仕事で疲れて帰ればベットが呼んでいたり!?などなどいろいろな誘いがあり、なかなかできないものなのですが。

 さて、前回、「寝る前の30分でもいいのでテキストを読みましょう」と言いましたが、11月検定に向けて勉強している方、やっていますか?

 今のうちからコツコツとやっておいたほうがいいですよ!

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2008年4月29日 (火)

説明

 検定試験まで1ヶ月弱となり、このG.W期間中にしっかり勉強しておこうという方も多いのではないでしょうか?

 さて、ときどき受講生の方から、「授業で聞いたときは分かっていたはずなのに、自分で解こうとするとできない」ということを聞きます。

 そこで授業で聞いたことをしっかり理解できているかどうか確認するためには他人に説明する、もしくは説明するつもりで考えてみるといいです。

 人は何かを理解するとき、次の3つの段階があるといいます。

 1つ目は、「頭で分かっているが、人に話せない」

 2つ目は、「イメージとして分かるのだか、細部が思い出せない」

 3つ目は、「わかったことを絵や図にして表すことができる」

 他人にどう説明すればいいか工夫して考え、その事項を自分なりの言葉や図に表すことができれば、その事項を本当に理解しているでしょう。

 なんとなく分かったよう感じという人は、他人に説明してみてください。そうすることにより、あいまいだった部分がより具体化され、理解がより深まると思います。

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2008年4月21日 (月)

プラトー

 今日も快晴で、初夏を思わせるような暖かさですね。

 こんな天気だと、1年で一番好きな季節である「夏」が来るのが待ち遠しい気分になります。

 さて、学習を進めているとスランプに陥るときがあります。

 このように、課題達成が適度に難しい場合に途中で一時的な停滞が起こることをプラトーといいます。

 このような状況に陥ったとしても努力を重ねることで、再び学習の効果が表れてきます。

 しかし、多くの人は、このプラトーという状況に陥ったときに、「自分はできないんだ」、「自分には才能がない」といって途中で勉強することを諦めてしまいます。

 学習を進めていて、プラトーという状況に陥ったとしても、忍耐強く勉強を繰り返しおこなうことによって、勉強の効果が再び表れるようになるのです。

 再び勉強の効果が表れるのがいつになるかについては、個人差があり、ある人は1ヶ月かもしれないし、ある人は半年かもしれません。

 ですが、プラトーという状況に陥っても、諦めずに勉強を続ければ必ず成果が表れる日がくるのです。

 このプラトーという現象は、税理士試験や日商簿記1級のように難易度が高い試験にチャレンジした人なら誰でも経験することだと思います。

 ですが、そういった難易度の高い試験に合格した人は、そのような状況に陥ったとしても、諦めずに勉強を続けた人ではないでしょうか。

 そんなわけで、今、スランプに陥っている人にこの言葉を。

 「私はこう思うの。もし虹が見たかったら、雨を我慢しなければいけないって」

                                          ドリー・バートン

 現在の苦労は未来に必ず報われるはずです。

 

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2007年11月 9日 (金)

ピグマリオン効果

 いよいよ、検定試験まであと9日となりました。

 11月検定を受検される方は最後の追い込みを図っていることだと思います。この時期、間違えたり、できなかったりすると気持ちが折れそうになりますが、気持ちで負けずに「絶対に合格するぞ!」という強い気持ちを持って、最後の最後まで諦めずに頑張って欲しいと思います。

 さて、教育心理に、「ピグマリオン効果」という言葉があります。

 これは、「教師が生徒に対して、この子はできると期待しながら教えると、その生徒の成績が教師の期待した方向になる」というものです。

 これは、教える側は相手を信じ、相手の長所を褒め、伸ばすことの大切さを説いています。

 というわけで、僕も「受講生の方たちはきっと合格する」と思いながら、受講生の方からの質問に対して説明しています。

 そんなわけで、お子さんがいらっしゃる方は、「この子はできる!」と信じ、日々子どもたちに接してみてください。そうすれば、きっと自分の期待した方向に向かうことになるかと思います。

 ただ、過度な期待は相手にプレッシャーを与え、相手にとって大きな負担になる場合もありますから、期待も相手の性格や置かれて状況を考えながらおこなうことが大切です。

 さて、検定試験まであともう少し。今が踏ん張りどきですから、最後まで諦めずに集中して1問、1問を解きましょう!!

 「最後の最後まで諦めなかった人が試験に合格します」

 

 

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2007年9月16日 (日)

勉強方法②

 お盆が明けてからというもの、この1ヶ月は休みなく働いているため、このブログもついついサボってしまいました。

 さて、前回、勉強方法で「勉強は何も机上の上でするものばかりではありませんよ」と述べました。

 ここでは、その続きとしてもう少し述べたいと思います。

 皆さんは、勉強するときに、「書いて覚える」という方、多いのではないでしょうか?

 簿記の勉強も、問題を解くときにボックスなど下書用紙を書きながら、頭に入れていくなどしてOUTPUT中心に行いながら、IUPUTを図ることが学習するうえで効果的です。

 したがって、授業では、いつもワークシート形式で「手を動かしながら、理解を深める」ということを大切にしています(話ばかり聞いていると眠くなりますし)。

 これら、書いて勉強するという場合は、当然のことながら机とイスが必要です。

 そこで、ここでは前回、「勉強は何も机上の上でするものばかりではありませんよ」と述べましたので、ちょっと空いた時間でできる勉強方法についてお話しします。

 前回、「例えば、電車やバスの中、昼休憩、待ち合わせのほんの数分の間などにおいて、テキストを読んだり、またまた、仕訳の流れなどを頭の中で思い浮かべたりするなどです。このようなことをすることによって、頭の中の引き出しを作り(整理し)、INPUTをしっかり図っておけば、問題もスムーズに解くこともできます」と述べましたが、そのとき、ただボンヤリ、テキストを眺めたりするのではなく、5感をフルに活用してIUPUTするようにします。

 例えば、口に出して言いながら覚えるというやり方も1つの方法です。ただ、この場合、周りに人がいるとなかなかできませんが。

 そこで、僕自身が勉強したときによくやったのが、「目で覚える!」というやり方です。これは、ただ単にテキストなどを眺めるのではなく、集中してその文字や図解などを見るようにします。感覚的には、頭に焼き付けるという感じでしょうか。

 数秒間、その文字や図解を集中して見て頭に焼付け、そのあと目をつぶり、さっき眺めた文字や図解を頭に思い浮かべます。それを何度も何度も繰り返します。

 こうすることにより、苦手なところや覚えにくい箇所などのIUPUTを図るということを僕自身が勉強したときはやっていました。

 このやり方は、どこでも気楽にできますので、是非一度実践してみてください。

  

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2007年7月 9日 (月)

記憶

 7月に入り、天気の悪い日が続いています。

 こう天気の悪い日続くと、来週の連休の天気を気にする方もいるのではないでしょうか。僕は3連休は、土日は授業ですが、月曜日にちょっと東京まで行く予定なので、晴れてくれないかなっと思っているわけですが。

 さて、記憶は、一般的に感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つに区分されているといわれております。

 感覚記憶は、数ミリ秒の時間だけ感覚して記憶された情報であり、短期記憶は、約30秒だけの間、情報が保持されるといわれております。

 それから、短期記憶から長期記憶に転送されるには、リハーサル(復唱)という作業が必要となります。当然、リハーサルの回数が多ければ多いほど長期記憶に保存されやすくなります。

 「授業で習ったときはできたのに、分かったのに、時間が経つと忘れてしまう」という方、当たり前のことに聞こえますが、繰り返し繰り返し解くことによって、長期記憶に転送していくことを大切なのです。

 ところで、長期記憶は、内容からさらに個人的な体験に基づくエピソード記憶と言葉の意味や歴史的な事実といった普遍的な知識である意味記憶に分けることができます。健忘症や痴呆などで障害が現れるのは、意味記憶ではなく、エピソード記憶のほうです。

 昔、友達や家族などと出掛けたことなど、思い出せないという方、エピソード記憶が弱いということで要注意です。

 勉強で意味記憶を鍛えるのも大切ですが、ときにはエピソード記憶のほうも思い出すなどして鍛えましょう。

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